後継木の申し込み 23日まで

狭山市による入間小のケヤキ後継木の配布希望申し込みが明日9月23日までになっています。配布本数は100本ほどの見通しで、応募多数の場合は抽選になります(当会が市に問い合わせた20日時点ではまだ余裕があるとのこと)。市が示した配布条件を確認の上、市のオンラインフォームから申し込みが可能です

後継木の引き渡しは10月1日10時から12時に都市緑化植物園(狭山市柏原622 智光山公園内)で行われます。この日時に受け取れない場合も相談可能とのことです。

【後継木配布に関するページのURL】
https://www.city.sayama.saitama.jp/shisei/shisaku/tosikeikaku/irisoeki-syuhen/keyakihaifu.html

【オンラインフォームのURL】
https://logoform.jp/form/6LWm/681197

【配布条件】

  • 育成環境やスペースに合った大きさを維持し、適正に管理すること。
  • 日陰、落ち葉、越境枝などにより近隣に迷惑をかけないよう管理すること。
  • 万が一、管理できない状況となった場合には責任を持って処分すること。
  • 配布された後継木を営利目的に使用しないこと。

【後継木育成事業とは】

入間小のケヤキ後継木の育成や今回の配布は狭山市の後継木育成事業によるもので、入間小のケヤキ伐根方針であった2021年に始まりました。入間小のケヤキの下に落下した実を採種して市内の都市緑化植物園で苗木が育てられました。後継木育成の明確な目的は示されていませんが、ホームページや市議会答弁で「形を変えても入曽地区を見守る存在であり続けられるように」「卒業生の皆様の思いをしんしゃくし」「このケヤキの命を次世代へと確実につなぎ」と、この事業の意義について言及しています。2022年末にケヤキとイオンの共存に方針転換した後も、後継木の育成・管理は継続されてきました。後継木は今回の一般配布の他に、今後市や関係者によって植樹することも検討されています。(後継木に関する記事は『大けやきの瓦版 第7号2面』も併せてご覧ください)

【開催レポート】けやきの音楽会

入間小のケヤキを未来につなぐ会は6月2日、「けやきの音楽会 人と木の物語~木の楽器のしらべ~」を入曽地域交流センター(埼玉県狭山市)で開催しました。当日は時折雨が降るなど天気が不安定な中、概ね満席になるほど多くの方にご来場いただきました。

第一部「人と木のはなし」の会場の様子

第一部は「人と木のはなし」と題して、イントロダクションとなる講演を当会代表が行いました。木の長寿性と人とのつながり、木の楽器の構造や使用される樹種の特徴、人の想いを受け継ぐ楽器の例をスライドを使って紹介しました。

狭山グリーン太鼓の演奏
狭山グリーン太鼓の瀬崎代表による楽器の説明
デュオ・アマーデの宮林陽子氏(左)と足立恭子氏(右)
バイオリンとピアノに関する質疑応答の様子

第二部は演奏の部。子どもから大人まで総勢17人の狭山グリーン太鼓は賑やかで迫力のある和太鼓や笛でオリジナル曲を演奏しました。ホーミー・馬頭琴奏者である梅木秀徳氏はモンゴルの短い夏に思いを馳せながら、種々のモンゴル伝統楽器の演奏やホーミー(2つの音を同時に発声する歌唱)を披露しました。バイオリニスト宮林陽子氏・ピアニスト足立恭子氏のデュオ・アマーデは、クラシック曲の選曲中に入間小のケヤキにちなんでシューベルト「菩提樹」を織り交ぜ、会場を魅了しました。

今回の音楽会は、曲の合間や演奏後に演奏者自身に楽器の説明をしてもらい、また来場者からもその場で質問を受けるなどして、木の楽器や演奏への理解を深められた点も特徴的でした。音楽を聴くだけでは終わらない、感じて考える今回の催し物を通して、人と木の独特の関係性に身近なところで意識を向けていただき、木の役割や木がある大切さを改めて知っていただければ幸いです。

今回実施した「けやきの音楽会」は、音楽を扱うイベントとしては当会にとって初めての試みで、会にとって様々なチャレンジがありました。今回頂いたご感想やご意見は、今後のイベントの企画運営に活かしていきたいと考えています。ご来場いただいた方やご支援くださった方、音楽会の趣旨にご理解いただき全面的に協力してくださった演奏者のみなさまに感謝申し上げます。

最後に演奏者に拍手

連絡フォームの不具合について(解消)

連絡フォーム全体画像
連絡フォームの全体像

当サイトに設置している連絡フォーム」に不具合があり、入力されたメッセージが正常に送信されていなかったことが6月6日に判明しました。不具合は解消され、現在は正常にご利用いただけます

不具合が発生していた期間:2024年1月ごろ~6月6日13時

この期間に連絡フォームに入力・送信いただいた内容は「メッセージは送信されました。」と表示された場合にも実際は記録が残されておらず、当会で確認はできません。この期間に連絡フォームを通してご連絡くださった方には大変ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

送信完了メッセージが表示された様子
送信完了メッセージが表示された様子

重要な連絡内容であった場合は、お手数をお掛けしますが、改めて連絡フォームを通してご連絡いただくか、電話(050-3635-1920)等他の手段でご連絡くださいますようお願いいたします。

瓦版7号を発行

大けやきの瓦版第7号を発行しました。5月8日の入曽地域主要紙の朝刊折り込みでお届けしています(毎日新聞のみ9日折り込み)。また、「まちなか配架」を順次最新号に切り替えています。

最新号のトピック

  • イオン工事始まる
  • けやきの茶話会 隔月で開催中
  • New連載 みんなのけやきノート チャレンジを見守る
  • 後継木の歩み
  • 連載写真記事 つぶやくけやき 夏が帰ってきた
  • イベント情報 けやきの音楽会(6/2)
  • 直近のイベント情報

瓦版の最新号やバックナンバーはこのWEBサイトでもご覧いただけます。詳しくは、下記をご覧ください。

瓦版の印刷と折り込みはたくさんの方々の親切と寄付で成り立っています。この場をお借りしてお礼申し上げます。

けやきの音楽会のお知らせ

入間小のケヤキを未来につなぐ会は6月2日、入曽地域交流センター(狭山市南入曽)で「けやきの音楽会 人と木の物語~木の楽器のしらべ~」を開催します。

この音楽会は、木でできた楽器のはなしとその演奏を通して、木と人の付き合い方を考えようという催し物です。木でできた楽器として、和太鼓、馬頭琴、バイオリン、ピアノの演奏が披露されます。また、人の体も使い、モンゴルの伝統歌唱法「ホーミー」が披露されます。一般的な演奏会に留まらず、前段として講演を入れた2部構成になっています。狭山市内で活動している団体や県内外のプロの音楽家を招き、地元の人も遠方から足を運んでいただく人にも聴く価値のある音楽会となっています。

開演は13:30から。入場料は大人2,000円、中高生1,000円、子ども500円で5/8より予約を開始します。空きがあれば当日券も販売します。

ぜひお誘いあわせの上、ご来場ください。

詳しくは、イベント情報のページをご覧ください。

トップページ更新のお知らせ

トップページの掲載内容を更新し、新たにInstagram(SNS)の写真を表示できるようにしました。SNSをご利用でない方でも、最近の大けやきの様子や入曽周辺の変化がご覧いただけます。

瓦版6号を発行

大けやきの瓦版第6号の写真

大けやきの瓦版第6号を発行しました。1月21日の入曽地域主要紙の朝刊折り込みでお届けしています。

最新号のトピック

  • 市民文化祭にぎわう
  • [連載 けやきを知ろう!]ケヤキも寒いからコート着る!?
  • [連載写真記事 つぶやくけやき]校庭はキャンバス
  • 署名最終提出で17,628筆に
  • 代表コメント
  • 入間小のけやきグッズ販売中!

瓦版の最新号やバックナンバーはこのWEBサイトでもご覧いただけます。詳しくは、下記をご覧ください。

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【開催レポート】あなたと私(けやき)の間柄展

入間小のケヤキを未来につなぐ会は11月2日~5日、「あなたと私(けやき)の間柄展」を入曽地域交流センター(埼玉県狭山市)で開催しました。これは、同期間に開催された狭山市民文化祭(入曽会場)の展示部門の一団体として当会が参加し企画したものです。当日は、市民文化祭への参加者・来場者だけでなく、間柄展を目的に来場した地域住民や遠方から来た方も数多く、会場は大変賑わいました。さらには昔の入曽を知る方や大けやきを植えた児童のご親族との交流もあり、当会にとっても意義深い機会となりました。

1階の展示会場の様子

1階は大けやきの写真やSNSの投稿を中心とした展示。入曽地域交流センターに入館してまず目につく大けやきの写真パネル「大けやきの窓辺」に足を止める来場者や、SNS(XInstagram)に投稿している「つぶやくけやき」とそのフォトブックをじっくり読む方、待ち時間の合間に観覧する文化祭関係者など非常に幅広い人にご覧いただくことができました。中には、写真パネルの前で記念撮影して帰る親子連れなどもいて、展示を企画した側としてとても嬉しい場面に度々遭遇しました。

2階ブースの様子

2階はグッズ販売と参加型イベントができるブースを用意。参加型イベントとして「みんなで大けやきの絵を育てよう!」を実施し、幹と枝だけが描かれた色紙にシリアルナンバー入りの葉っぱを参加者の思い思いの位置に貼っていただきました。この大けやきの絵は今後もイベントなどの機会を通してより多くの方々に葉っぱを茂らせるお手伝いを頂き、さらに時間を掛けて大きく“成長”していく様子をお伝えしていきたいと考えています。

また、もう一つの参加型イベント「どこから見える大けやきが好き?」では、大けやきを中心とした入曽の地図ボードを用意し、参加者がピンを打つことでお勧めの眺望ポイントを示していただきました。県道のある旧入間小の正門側を推す声が多かった一方、「朝、通勤電車の中から見える」や「不老川を越えて北入曽の方から見ている」という声もあり、日頃、人によって様々な見え方があることを知ることができました。

当会では今後もみなさまと共に大けやきを感じ、考えられる展示会やイベントを不定期に開催していきたいと考えています。

今回ご来場いただいた方々に心からお礼申し上げます。今後の企画の参考のため、よろしければEメールやSNS等でご意見・ご感想をお寄せいただけますと幸いです。

最後に、今回の展示費用には、これまでに頂いたご寄付グッズ販売の収益を充てさせていただきました。みなさまの温かいご支援に重ねて感謝いたします。

「みんなで大けやきを育てよう!」で葉っぱが茂った絵
参加型イベントで配布したワークシート
「みんなで大けやきを育てよう!」の参加記念カード
「どこから見える大けやきが好き?」の地図ボード上にある大けやきの模型と周りに打たれたピンの様子
地図ボード(近傍版)
地図ボード(広域版)

「あなたと私(けやき)の間柄展」を市民文化祭で開催

あなたと私(けやき)の間柄展 カラービジュアル

入間小のケヤキを未来につなぐ会は11月2日~5日、活動団体として登録している狭山市入曽地域交流センターの狭山市民文化祭(入曽会場)に展示部門として参加します。

写真やつぶやき(詩)の展示をベースにして、来場者も参加できる企画も盛り込んだ双方向性のある催し物を目指して今回初めて出展します。入間小卒業生だけでなく日常生活で大けやきを目にする入曽住民、あるいは市外の人にも楽しんでいただけるように企画しました。

ぜひお誘いあわせの上、ご来場ください。

詳しくは、イベント情報のページをご覧ください。

署名最終提出で累計17,628筆に

当会代表(写真左)から都市建設部長への提出の様子

入間小学校跡利活用事業(入曽駅周辺整備事業の一部、狭山市による複合商業施設誘致)における市やイオンリテール(株)の計画変更を受けて、入間小のケヤキを未来につなぐ会は4月に「旧入間小のケヤキをイオンとの共存を求める署名」を終了することを宣言しました(既報)。

当会は8月21日、前回署名提出(第4次提出)から署名終了までにオンライン署名サイト「change.org」で寄せられた賛同者のリストと署名用紙で寄せられた直筆の署名を合わせた112筆を、狭山市長に提出しました(署名原本は都市建設部市街地整備課に提出)。同時に、賛同者から寄せられたコメントや意見を載せた85件の声も提出しました。昨年6月の署名活動開始から終了までに寄せられた署名総数は17,628筆となりました。今回の最終提出をもって、当会は署名活動のすべてを終了しました。

今回提出した署名と声は以下の通りです。

署名最終提出(第5次提出)の詳細

署名数(第5次提出分):112筆

内訳)
オンライン署名賛同者数:58名
紙の署名: 54筆

寄せられた声(第5次提出分):85件

※)寄せられた声は個人情報を伏せた上で市議会議員とイオンリテール(株)にも送付しました。

これまでの署名と声のまとめ

署名活動期間304日間(2022年6月4日~2023年4月3日)
署名数17,628筆(オンライン署名16,126名、紙の署名1,502筆)
寄せられた声247件(当会に届けられた声のうち、当会が記録し市に届けた件数)

署名の効果

今回の一連の署名活動で得られた成果は、当初 市が事業者に課していたケヤキ伐根の条件を保留しケヤキを残したままで複合商業施設建設を認める内容に変更を促したことです。

今後の取り組み

一方で、書面上はケヤキの伐根を1年ごとに猶予するという取り決めであることから、当会の要請内容である「ケヤキの保存を前提」とする計画にはなっていません。当会は引き続き、長期的なケヤキ保存を前提とした市の積極的な関与を求めて関係各所への働きかけを続けていきます。

また当会は今後、ケヤキを通して入曽の地域づくりに寄与できる活動を行っていきます。ケヤキをきっかけに地域史を考える機会を提供し、地域史継承の役割を担っていきます。また、ケヤキにちなんだイベントを開くなどして、入曽の多世代交流や新しい文化の醸成、緑地保全の啓発が行えるような活動に取り組んでいきます。

写真を出展したイベント「イリマジロ」の様子(2023年7月、ぎゃらりー入曽)
杉並区でケヤキを中心にまちづくりをしている市民団体を招いて行われた絵本朗読劇の様子(2023年1月、入曽地域交流センター)