署名最終提出で累計17,628筆に

当会代表(写真左)から都市建設部長への提出の様子

入間小学校跡利活用事業(入曽駅周辺整備事業の一部、狭山市による複合商業施設誘致)における市やイオンリテール(株)の計画変更を受けて、入間小のケヤキを未来につなぐ会は4月に「旧入間小のケヤキをイオンとの共存を求める署名」を終了することを宣言しました(既報)。

当会は8月21日、前回署名提出(第4次提出)から署名終了までにオンライン署名サイト「change.org」で寄せられた賛同者のリストと署名用紙で寄せられた直筆の署名を合わせた112筆を、狭山市長に提出しました(署名原本は都市建設部市街地整備課に提出)。同時に、賛同者から寄せられたコメントや意見を載せた85件の声も提出しました。昨年6月の署名活動開始から終了までに寄せられた署名総数は17,628筆となりました。今回の最終提出をもって、当会は署名活動のすべてを終了しました。

今回提出した署名と声は以下の通りです。

署名最終提出(第5次提出)の詳細

署名数(第5次提出分):112筆

内訳)
オンライン署名賛同者数:58名
紙の署名: 54筆

寄せられた声(第5次提出分):85件

※)寄せられた声は個人情報を伏せた上で市議会議員とイオンリテール(株)にも送付しました。

これまでの署名と声のまとめ

署名活動期間304日間(2022年6月4日~2023年4月3日)
署名数17,628筆(オンライン署名16,126名、紙の署名1,502筆)
寄せられた声247件(当会に届けられた声のうち、当会が記録し市に届けた件数)

署名の効果

今回の一連の署名活動で得られた成果は、当初 市が事業者に課していたケヤキ伐根の条件を保留しケヤキを残したままで複合商業施設建設を認める内容に変更を促したことです。

今後の取り組み

一方で、書面上はケヤキの伐根を1年ごとに猶予するという取り決めであることから、当会の要請内容である「ケヤキの保存を前提」とする計画にはなっていません。当会は引き続き、長期的なケヤキ保存を前提とした市の積極的な関与を求めて関係各所への働きかけを続けていきます。

また当会は今後、ケヤキを通して入曽の地域づくりに寄与できる活動を行っていきます。ケヤキをきっかけに地域史を考える機会を提供し、地域史継承の役割を担っていきます。また、ケヤキにちなんだイベントを開くなどして、入曽の多世代交流や新しい文化の醸成、緑地保全の啓発が行えるような活動に取り組んでいきます。

写真を出展したイベント「イリマジロ」の様子(2023年7月、ぎゃらりー入曽)
杉並区でケヤキを中心にまちづくりをしている市民団体を招いて行われた絵本朗読劇の様子(2023年1月、入曽地域交流センター)