第2次署名を提出、開始以来の合計16,782筆に

入間小のケヤキを未来につなぐ会は10月25日、オンライン署名サイト「change.org」で寄せられた賛同者のリストと署名用紙で寄せられた直筆の署名を合わせた700筆を狭山市長(秘書課)と都市建設部市街地整備課に第2次分として提出しました。同時に、賛同者からのコメントやご意見も声として提出しました。6月開始以来みなさまから寄せられた署名は合計で16,782筆になりました。

なお、今回の第2次署名提出に先立ち、小谷野剛 狭山市長には面会の要請を行っていました。市長からは10月21日(文書は18日付)に面会できない旨の回答文書(別紙参照)が届き、署名提出時の面会は実現しませんでした(既報)。切実な市民の声に直接向き合わない市長の姿勢を残念に受け止めています。私たちは引き続き市長面談を強く要望していきます。

今回提出した署名と声は以下の通りです。

署名数(第2次提出分):700筆

内訳)
オンライン署名賛同者数:346名
紙の署名: 354筆

寄せられた声(第2次提出分):17件

※)寄せられた声は個人情報を伏せた上で市議会議員とイオンリテール(株)にも送付しました。

将来、入間小のケヤキとイオンとの共存が実現するよう、今後もご支援くださいますようお願いいたします。署名活動もこれまで通り継続しますので、まだご存じない方へご周知いただけますと大変助かります。

署名提出前、狭山市役所入口にて

ケヤキの移植再検討について(声明)

2022年9月20日、狭山市議会令和4年度第3回定例会一般質問(衣川千代子議員)において、田中徳蔵 都市建設部長から「なおこのケヤキを伐採伐根することについて様々なご意見を頂いていることから、改めて樹木医に業務委託として、ケヤキの状態を診断していただき、意見を求めています。」と新事実に関する答弁がありました(「このケヤキ」とは入間小学校跡地のケヤキの立ち木のこと。以下、ケヤキと称する)。これを受けて当会が調査を行い、当会の求めに応じて同年10月7日に市から公文書部分開示が行われ、市と受注者間で取り交わされた「業務委託契約書(名称:樹木調査等業務委託)」「樹木調査等業務委託仕様書」等文書が部分開示されました。

この契約では業務内容として「樹木調査」「移植方法の検討と情報提供」「診断カルテ作成および説明資料作成」の3項目が明記されていますが、ケヤキの現位置への残置の検討やその際に必要な処置については明確な記載がないことがわかりました。この状況では、伐根か移植再検討かの二択であるかのようにも受け取れ、懸念を抱かざるを得ません。移植は、多額の費用が見込まれ同時に衰退進行や枯死のリスクが高まることは明らかであり、さらには住民が求めるような入曽の風景ではなくなる可能性があり、最適な解決手段ではありません。当会の要請※1やこれまでに集まった署名賛同者の強い思い※2は、移植の再検討ではなく現位置への残置であることをここに改めて表明いたします。

当会から市 都市建設部市街地整備課に業務内容の説明を求めたところ、ケヤキを残置する場合の店舗設計への影響についても成果物(市民説明資料)に盛り込む予定であることが口頭で伝えられました。しかしこのことは今回の部分開示文書には明記されていないため、当会は万全を期し、説明のあった残置検討が関係者間で確実に履行されるよう注視して参る所存です。

以上

2022年10月25日
入間小のケヤキを未来につなぐ会
代表 福住勇矢

注釈

※1) 当会が狭山市長に宛てた要請書(2022年5月30日付)の要請内容の一項目「ケヤキの伐根中止と現位置での保存・活用を前提に、複合商業施設の設計変更やケヤキの管理方法等についてイオンとの協議を開始すること。」

※2) 署名運動(オンライン署名と署名用紙)で用いている賛同内容の一文「私たちは狭山市長と狭山市都市建設部市街地整備課に対して、『ケヤキの伐根中止と現位置での保存・活用を前提に、複合商業施設の設計変更やケヤキの管理方法等についてイオンとの協議を開始すること』をお願いします。」

市長、面会に応じず

入間小のケヤキを未来につなぐ会は、入間小学校跡地利活用事業の計画一部変更には責任者との直接の話合いが必要と判断し、小谷野剛 狭山市長との面会と直接署名提出の要望を10月7日に申し入れました(企画財政部秘書課に文書を持参)。10月20日、同 申し入れについて市から面会不可の回答が郵送で届きましたのでお知らせいたします。

現市長の方針やこの度の対応について、私たちは非常に残念に受け止めています。私たちはこれからも、市の担当部署への働きかけを重ね、狭山市長との面会の機会を求めて参ります。